し烈な準優勝戦は3レースともに全てイン逃げ決着となった。よって12レース優勝戦のV最短距離1号艇をつかんだのは予選トップ通過の磯部。ここを勝てば賞金ランキングも一気に上昇し、グランプリのベスト18入りはほぼ確実となる大一番。出足、行き足が強く機力面での不安はなし。枠なり3対3のイン起こしから、スリット五分にまとめて出足一気にVへ突っ走る。尻上がりに機力が本格化してきた山口がすかさず差して追撃。地元で意地をみせたい片岡は握る形か。4コース戦得意の丸野の大ワザにも一考を。

スロー3艇がほぼ横一線のスタートとなり、磯部が真っ先に1マークを旋回。片岡の懸命なまくり差しを寄せつけることなく、早くも大きく水を開けていきます。磯部はその後も周回を重ねるごとにリードを拡大。後続を完全に引き離し、一人旅モードに突入します。人気に応える逃走劇を披露した磯部が快勝。周年記念初制覇を達成しています。2着に片岡が入線。なお、2号艇の山口は転覆失格となっています。