トライアルを3戦2勝の航跡でトップ通過を果たした平高が冬の女王・最短距離の1号艇をつかんだ。連日の最終レースのイン戦でこの時間帯の調整はOK。こん身のスタートから外完封の逃げを打ち、2020年以来となる2度目のティアラを戴冠する。同大会連覇を狙う田口が2コースから機敏に差して平高を追撃へ。機力がトップクラスに仕上がっている守屋に1マーク攻略可能なテクニック。日毎に本格化している遠藤もSG級のスピードを駆使してまくり差しを狙う。

遠藤と長嶋が動き、12365/4の隊形に。コンマ06のトップスタートを決めた平高が1マークを先制するも、田口がシャープな差しハンドルで強襲します。平高も食い下がっていきますが、田口はバックストレッチでジワジワとリードを拡大。迎えた2マークを田口が先マイします。ここで他艇を引き離した田口は、その後も手綱を緩めぬ走りを披露して歓喜のフィニッシュ。田口が史上初のクイーンズクライマックス連覇を達成しています。