5日目12レースを逃げ速攻で勝利した上平が優勝戦も1号艇。変わらず回り足を中心に機力は上々。4日目後半から3戦続けての1号艇となるが、最後も気合のスタートから逃げ切ってV取りへ。対するのは地元勢5選手となるが相手筆頭は茅原のスピード戦を指名。渾身の旋回から一気に差し抜けるレースに持ち込みたい。準優勝戦は捲り一撃で制した守屋。ここも、その再現となる強気の攻めで突破を図りたいところ。守屋が握る展開になれば村岡に差し場が開けそう。

コンマ11で飛び出した上平が1マークを先マイするも、シャープに差した茅原が一歩前に出ます。茅原はバックストレッチでリードをキープすると、続く2マークを先制。ここで上平を引き離すことに成功した茅原が、独走体勢に突入します。茅原は最後まで気を緩めることなく走り切り、先頭でゴールラインを通過。自身3度目の中国地区選手権制覇は、うれしい地元水面でのG1初優勝となっています。