予選トップ通過の石渡が、準優勝戦はインからトップスタートを決め逃げて優勝戦の1号艇をゲット。自身3度のG1制覇の内、2度が江戸川と全国屈指の『波乗り王』が4度目のG1タイトル奪取へマジック1とした。機力は実戦向きで足負けはなし。互角以上の踏み込みからイン速攻劇でラストを飾る。乗れている畑田が2コースから差しを狙うが、舟足ではやや見劣っても江戸川の水面相性抜群の大池の全速戦も差はわずか。機力の上積みが欲しい佐藤は調整時間たっぷりあるだけに良化はあるか。得意の4コースなら打つ手は多彩で侮れぬ。

コンマ11のトップスタートを決めた石渡が1マークを先取り。ターンが膨らみ加減になるも、きっちり押し切った石渡が早々に先頭に立ちます。石渡は次コーナーも先にクリアすると、最後まで慎重に走り切って1着でフィニッシュ。2014年以来およそ9年ぶりとなる関東地区選手権制覇を達成しています。1周2マークを位置優位に先制した佐藤が事故艇の影響もあって2着入線。なお、2号艇の畑田は転覆失格となっています。