し烈な得点率争いを制して予選トップ通過を果たした森高が、準優勝戦ラストの11レースの1号艇で登場する。20パーセント台の平凡機を立て直し、伸びを基軸に舟足は高いレベルに押し上げている。地元でスタートは手の内、互角以上の気迫のスリット攻勢から逃げ一気にファイナルの白いカポックをつかむ。自他共に認める快速の林が、2コースから4日目同様にきっちり差して森高を追撃。乗れている古田はセンターからブン回る形か。再良化あれば中村も侮れぬ。混戦ならさばき堅実な中田にも出番は回りそう。

ピット離れで遅れをとった古田が押し出され、124/356の隊形。森高が1マークを先行しますが、林が差し、中村がまくり差しで襲い掛かります。バックストレッチ三つ巴のまま迎えた1周2マークは、林が位置優位に先制。ここで森高と中村を引き離して単独首位の座を奪取します。最後まで守った林が先頭でゴールイン。優勝戦に勝ち上がっています。2周1マークで森高をかわした中村が2着に入線。