準優勝戦を2マークの逆転劇で、ただひとり1枠で勝利を収めた近江が、V最短距離の1号艇を手にした。地元戦は高確率で快速域に押し上げる調整手腕で、今節もバランスが取れ舟足は万全。2022年の多摩川ヤングダービー以来、2度目のG1制覇へインを固めて押し切る。実戦足がパワフルな林に3日連続の2枠。2コース死守から差しに照準を合わせてバック近江に迫る。好モーターの山田はセンターから握る形か。機力差をハンドルで補う田村に、6枠でも準優勝戦同様にピット離れで強烈に飛び出せれば中村にもチャンスは広がる。

展示と異なり、12465/3の進入隊形となります。単騎ガマシになった山田がコンマ16のトップスタートからまくりに行きますが、抵抗され後退。1マークで決着つかず、近江、田村、松尾が直線でデッドヒートを展開します。迎えた1周2マーク、田村がブイ際を突いて一歩抜け出しに成功。その後も危なげなく周回を重ねて激戦を制した田村が1着でフィニッシュ。四国地区選手権のタイトルを手にしています。