地元水面でいつにも増して気合を感じさせる原田が、優勝戦のポールポジション。進入から動きもありそうで、楽なイン戦ではないがスタート勘はバッチリ。外の攻めは封じて先マイには出るか。相手筆頭はエース機の19号機を扱う上田。どのコースからになってもパワーは絶大。逆転できる機力は備えている。上田とも機力はヒケを取らない枝尾も、カド位置が取れれば面白い存在。山口のコース取り次第で坪井、仲谷にもチャンスが巡る。

展示同様に大きく動いた山口が2コースに入り162/345の進入隊形に。全艇が0台に踏み込む激しいスリット合戦から原田が先制します。上田と山口が内を突いて応戦するもあと一歩及ばず。しっかり押し切った原田はバックストレッチで前に出ます。1周2マークで他艇を引き離すと安全圏を構築。残る周回も危なげなくクリアした原田が1着でフィニッシュし、見事な逃走劇で地元大村の周年記念を制しています。