準優勝戦3番勝負はすべてイン逃げ決着。よって優勝戦の1号艇を手にしたのは得点率トップ通過を果たした入海。快速・怪腕揃いのV戦の中で、G1初タイトル奪取へのプレッシャーは計り知れないが、最内をガッチリ固めて自分のスタートとターンに集中し1マークを先取りへ。得意の芦屋で峰が2コースから虎視たんたんと素早い差しのハンドルを繰り出し逆転をもくろむ。予選道中はコース不問のまくり攻めで場内を沸かせた椎名に一撃の魅力。毒島は椎名の攻めに乗って出る作戦か。

コンマ11のタイミングから入海が1マークを先マイします。まくらせず差させずの旋回を披露した入海は直線でリードを拡大。続く2マークで毒島に食らいつかれるも、冷静なレース運びでトップの座を堅守します。そのまま入海が先頭でフィニッシュし全日本王座決定戦を制覇。G1初タイトルを獲得しています。入海を粘り強く追いかけた毒島が次位入着。2周2マークで池田をさばいた椎名が3着に入っています。