予選ラストの11レースは、昨年のグランプリ出場メンバーの佐藤が1枠にエントリーされた。44号機は20パーセント台のモーターでも、中間整備が入った以降は直線系統が上向いている一基で仕上がりは順調。インからスリットまとめて逃げのスタイルに持ち込む。3コースに足場を築く秦が、まくり、まくり差しの両面策で佐藤を追撃。実戦足がスムーズな若林が最内を回して道中勝負へ。松村は機力の上積みが欲しいところで、2コースから手堅く差しに構えて粘るレースとなりそう。

松村がスリットでノゾくも、佐藤も互角に踏み込んで応戦。1マークを先に回った佐藤は鮮やかな旋回で松村を退けると、一気に押し切っていきます。力強く艇を伸ばした佐藤は、早々に独走体勢へ突入。その後も危なげなく周回を重ねた佐藤がシリーズ3つ目の白星を手にして、得点率トップの座を死守しています。2番手は1周1マークでまくった秦を飯山が追う展開。1周2マークを冷静にさばいた秦が取り切っています。