準優勝戦3番勝負はすべてイン逃げ決着となった。よってポールポジションの1号艇をつかんだのは予選トップ通過の池田。着づけ通りターン回りを軸に機力も日毎に本格化。通算11度目のSG制覇へこん身の逃げを打つ。相手は中田、桐生の地元両者。パワー上位の中田が2コースからロスなく差してバック迫るが、桐生は昨年10月の戸田ダービーの再現となるセンター3コースからツケマイ一撃勝負に出る。代名詞の4号艇発進の峰も虎視たんたんと1マークの間隙を狙う。

コンマ13のトップスタートから池田が1マークを先マイ。まくりにきた桐生をブロックすると、力強い立ち上がりからバックストレッチで艇を伸ばして首位をキープします。続く2マークを冷静にクリアした池田はあっさりと独走体勢に突入。以降も手綱を緩めず航走します。池田が人気に応える見事な逃走劇で第35回グランドチャンピオンを快勝。3年ぶり11回目のSG優勝を果たしています。