準優勝戦を勝ちあがったベスト6が12レースで激突する。中心はV最短距離の1号艇をつかんだ茅原。機力はメーカー機なりに全体的にバランスが取れており上位級の仕上がり。準優勝戦同様にインからスリットでハナを切り通算13度目のG1制覇へこん身の逃げを決める。出足系統がパワフルな桐生が、2コースから機敏に差してバック茅原を追撃。最内をロスなく回す寺田に、外枠でもレース足が強い齊藤、伸びる辻も展開を突いて好枠両者の一角崩しを狙う。

トップタイミングは板橋に譲りましたが、茅原も0台で踏み込み真っ先に1マークを旋回。角度よくまくり差す板橋に対し、グッとこらえた茅原が押し切り先頭に浮上します。直線で一気に艇を伸ばすと、ここから茅原の独擅場へ。周回を重ねるごとにさらにリードを広げていきます。堂々たる逃走劇を演じた茅原がポールトゥウィン！　平和島周年初載冠を果たし、通算13度目のG1制覇を達成しています。