グランプリもいよいよ大詰め。ベスト6強が出揃い優勝戦が行われる。トライアルをオール2連対でまとめた桐生がファイナルの絶好枠を射止めた。正味の舟足は上がいても、インなら主導権は渡さない。2017年以来、2度目の頂点へと全力で逃げる。近況の好リズム通り関が2枠。舟足は均整が取れてヒケは取らない。巧差し鋭くバックで肉薄する。西山はセンターから角度よくツケマイ。1着勝負に出るが、地元の意地がある上條もV争いに参加する。

インコースからコンマ06のトップタイミングで踏みこんだ桐生が1マークを先マイします。桐生は鮮やかな旋回で他艇をシャットアウトすると直線で一歩前へ。次の2マークもあっという間に先取りした桐生はそのまま悠々の一人旅に突入します。人気に応える完璧な逃走劇を繰り広げた桐生が歓喜のフィニッシュ！　8年ぶり2度目のグランプリ優勝を決めて黄金のヘルメットを戴冠しています。