12レースのドリーム戦第一弾は、昨年のグランプリファイナリスト磯部が1号艇にエントリーされた。引いた50号機は行き足がしっかりくる好モーターで、調整手腕が確かな磯部の手が加われば快速は待ったなし。スリット横一線にまとめてイン一気に押し切る。坪井が真っ先に差しに構えるが、機の素性は平凡で、伸び型のパワー機を駆る岡崎のカド自在戦を対抗視。出足がくる37号機と組む福来も地の利は大きい。岡崎を差しに回すスタートが踏み込めれば好勝負は必至。

福来がトップスタートを決めますが、伸び返した磯部が1マークを先マイ。磯部のターンが膨らむと、坪井がブイ際をコンパクトに差していきます。バックストレッチで一歩前に出た坪井は、残りの周回も沈着冷静に運んで勝ち名乗り。坪井がドリームレーサー賞を制しています。2周1マークで混戦から抜け出した岡崎が2番手で入線。2周2マークで磯部を逆転した福来が3番手となっています。