12レースは予選ラストを締め括る大一番の一戦。1号艇で登場は桐生。序盤こそ舟足は良かったものの、今や目立たず中堅水域。それでもインから持たせるくらいはあり、ここはしっかり待望の初勝利へ。予選突破も決めてくるだろう。対抗は日跨ぎで連勝中の3号艇の瓜生。展開に左右されている場面はあるが、モーター勝率のパワーも感じられる。自在に構えて、活路を見出したい。舟足なら椎名が際立っている。6コースからの戦いにはなるが、チャンスは十分に見込める。

スタートで中島と今垣がヘコんだところを椎名が一気に絞っていきます。桐生が負けじと先マイを放つと、椎名を抑えて首位の座へ。桐生は直線でグイグイと艇を押し進めて安全圏まで差を広げていきます。最後まで手綱を緩めることなく走った桐生が逃げ切りに成功。待望のシリーズ初白星を獲得し、準優勝戦へとリズムアップしています。1周2マークでブイ際を突いた椎名が2着をキープ。