予選トップ通過から準優勝戦も危なげなく逃げを決めた中村が昨年に続き、2年連続で四国地区選のベスト6へ名乗りを上げた。出足を軸に機力はトップクラス。連日の12レースの1枠とあり時計も手の内だ。枠なり3対3の進入が有力の組み合わせ、イン速攻劇でG1戦初制覇を成し遂げる。差しワザ鋭い重成が2コースから中村に迫るが、初日の減点を跳ねのけ優出を果たした中田もパンチ力ある舟足でフルターン攻勢に出る。日毎に機力は本格化してきた森高も中田の攻めに乗って浮上を狙う。

岩崎が唯一0台でスリット超えるも、伸び返した中村が1マークを先取りします。中田がまくり、森高と三嶌がまくり差しで迫るも中村には及ばず。中村は直線でじわりと他艇との差を広げると、次コーナーを全速モンキーでクリアします。セーフティーリードを築いた中村が、最後まで手綱を緩めず走り切って堂々の勝ち名乗り。四国地区選手権を制し、念願のG1初優勝を成し遂げています。