初日の主役は瓜生で異論なし。昨年はグランプリのファイナリストに名を連ねた。九州の正横綱として、大いに存在感を誇示。手始めに地元G1を制して、一年の弾みをつけていきたいところだ。まずはドリーム戦を王道の逃げで制圧。今垣が逆転を狙う。前節の優勝機がパートナー。十八番の3カドも視野に入れつつ、絞りまくり炸裂のシーンも描ける。スリット勝負なら菊地も脅威の存在。バチッと踏み込めば上位争いに持ち込める。松井は的確な差しワザで肉薄。

松井がわずかにノゾきますが、1マークは瓜生が先取り。今垣のまくり差しは惜しくも届かず、瓜生が突き放していきます。瓜生はあっさり独走状態に持ち込むと、その後も手綱を緩めることなく航走。人気に応える逃走劇を披露した瓜生が、シリーズ初戦を白星で飾っています。今垣が濱野谷との競り合いを制して2番手を確保。一時は西山に逆転を許した濱野谷は、3周1マークで絶妙なターンを見せ3番手を取り切っています。