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3月の初下ろしから半年が経過し、機力相場は固まっている。圧倒的なエース機は不在の中で2連対率通りに力強い動きをみせているのが山地正樹が手にした83号機で、出足に行き足と実戦足が仕上がる傾向にある。伊藤将吉の59号機、柳沢一の58号機は伸びが魅力の優良機。ダッシュ乗りのいい両者なら伸びを活かしたレースも可能だろう。良機78号機は地元の木下翔太、篠崎仁志が5月のオールスターを制した20号機は桑原悠がつかんだ。近況最大の上昇モーターと言われている30号機は村田修次の手に。
前検トップタイムは6.72の湯川浩司。引いたモーターは水準以上に仕上がる傾向にある14号機だが、モーターの素性以上に得意の淡水場の上にすべてを知り尽くす地元の住之江での相乗効果でモーターの力をフルに引き出しているように映る。本番レースでもタイムなりの力強い伸び足をみせてくれるはず。湯川に続いたのは6.75の山地正樹。こちらはメーカー機のパワーを証明した格好。6.78の藤山雅弘、木下翔太の地元の若手両者も好タイムをマーク。特に木下は余裕がありそうで序盤から注目したい。