エースモーター36号機を強烈なパワーに仕上げた武富がG1初優勝に向けて挑戦する。「伸びは負ける事ないです」と抜群の舟足で他を一気に突き放す逃げを決めたい。深川に動きが無ければ新田は早差しに照準を絞ってバックで艇を届かせたいところ。準優の深川のターン回りは軽快だった。その舟足を引き出せれば混戦になっても抜け出しは可能とみたい。伸び足良好の前本はスリットで思い切ってスピードを乗せて、少しでも1マークは好位につけたいところ。

新田と深川がひとつずつ内に入って231/456の進入となります。深川がヘコんで有利な隊形となった武富が勢いよくまくっていきますが、新田が抵抗して流れ加減。その空いた懐を前本がズバッとまくり差します。次コーナーも先取りした前本は、最後までがっちりと先頭をキープして全日本王者決定戦を初制覇。1周1マークを最内差した坪井が2着、3着には羽野が入り、3連単の4-6-5は45,690円の高配当となっています。