予選ラストの12レースは西山が1号艇にエントリーされた。タッグを組む27号機は2連対率20パーセント台でも、出足、ターン回りは水準以上はクリアしている。直線系統は目立たないが、マイペースの起こしからスリット五分にまとめて逃げを打つ。オール3連対の着付け通り、得意のからつで躍動している丸野が相手。2コースから素早く差してバック西山に迫る。丸野と双璧の快速仕様の東本はセンター3コースからパワー任せにブン回るレースか。ダッシュ枠では伸び仕様もある和田も侮れない。

和田が勢いよく飛び出してスタートラインを通過します。しかしここで痛恨のフライングコールが鳴り響き、和田が戦線を離脱。展開を読んだ丸野が冷静にまくりを敢行し、直線で首位へと浮上します。残る周回も手綱を緩めず走り抜いた丸野が先頭でフィニッシュ。オール3連対で予選を突破しています。丸野に続いた西山が次位入線。3番手は東本と篠崎が接戦状態も、2周2マークで抜け出した東本に軍配。