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2連対率トップの74号機は川野芽唯がゲットした。温水パイプが付いた11月以降はやや下降気味だが、初降ろしから強力だったモーターなだけに、調整手腕が問われるところ。上位12基のうち最も当たりとされる24号機は長嶋万記が引き当てた。実戦足を軸に直近では抜群の動きをみせている。18号機の高田ひかると21号機の田口節子、44号機の大瀧明日香の3名は伸びの評価が高い優良機。浜田亜理沙が手中に収めた55号機もポテンシャルは高く爆発力を秘めたモーターで注目したい。
前検トップタイムは6.59で平山智加。タッグを組む29号機は伸び系で、出足はもう一つの傾向。本人も「行きたいところにいけない感じ」と課題を残した。次位は6.62で三浦永理と遠藤エミ。両者ともに12基の中では評価の難しいモーターだが、伸びは見劣ることなく、このタイムは好材料といえる。前検日はチルト0のセッティングで伸び仕様は温存した高田ひかるが6.64で3位。田口節子と渡邉優美はまずまずの気配が見て取れたが、2連対率1位の川野芽唯は最下位の数字で「加速感がない」と不安をのぞかせた。
5月の初下ろしから半年以上が経過しているが、温水パイプ装着の11月初旬以降は機力相場の変動が大きく、現状はシリーズ組にパワーモーターが振り分けられた。中でも池田浩美が手にした11号機は看板機級の評価で、行き足から伸びが強力に仕上がる傾向にある。落合直子が手にした43号機、竹井奈美とタッグを組む59号機は全体的にバランスが取れ上位級で、シリーズをけん引する存在となりそう。直前の開催で見違える動きをみせていた26号機を手にした黒澤めぐみも、地の利も加味で大暴れの予感。
前検一番時計は地元の黒澤めぐみ。スタート特訓はそこまで目立たなかったが、近況一番の上昇モーターで6.61のトップタイムは額面通りか。6.65で西橋奈未が続いた。機歴は特長のない中堅どころのモーターだけに、こちらも好材料となりそう。6.67には海野ゆかり、平高奈菜、中澤宏奈と清埜翔子が並んだ。中澤以外の3者はシリーズ戦の中では水準以上のモーターで直線系統は早くも及第点。中澤も地元で調整のアドバンテージはあり、更に機歴以上に押し上げてくるとみて序盤から注目したい。