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初下ろしは昨年の6月とあり機力相場は固まっている。圧倒的な伸びを軸にエース機の呼び声が高いのは上田龍星が引き当てた19号機。直近の開催でもスリットから出て行く舟足が際立っていただけに、今節もシリーズを沸かせそうだ。19号機に迫るのは、調整がマッチすれば全部の舟足が仕上がる石丸海渡とタッグを組む76号機。バランス型の優良モーター56号機は枝尾賢、中間速がスムーズな61号機は齊藤仁に、ターン回りが強力な服部幸男の67号機も上位級に仕上がるポテンシャルを秘めている。
前検トップタイム6.81を計測したのは枝尾賢と上田龍星の2名。エースモーター19号機の上田に、トップ5に入る優良モーター56号機の枝尾と額面通りのアベレージをマークした。共にフライングの足かせもなく迫力のあるスリット攻勢に期待が持てる。続く6.83には桑原悠、森野正弘、山崎郡の3者。地の利もプラス材料となる桑原に、森野のモーターは、近況は水準以上に動いており楽しみは十分。一方、山崎の75号機は直線だけはくる傾向にある機だけに、実戦足がくるかは調整手腕にかかってきそうだ。