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モーター2連対率のトップ6が出揃ったが、前評判では池田浩二の62号機、馬場貴也の56号機、毒島誠の32号機の3基が挙げられる。「普通です」と、やや期待外れだった池田に対して馬場や毒島は評判通りに行き足に回り足と気配は悪くなさそう。初戦は1号艇の両選手に注目が集まりそうだが、12レース2号艇となる茅原悠紀の53号機も本体の素性では見劣ることはない。調整が合えばバランス型で実戦向きの仕上がりだけに煮詰めていきたい。
前検日のタイム計測で6.68を叩き出した馬場貴也がトライアル2nd組の中では一番時計となった。前評判通りに本体の素性を好時計でも証明する結果となったが、一番時計以下は毒島誠が6.71、茅原悠紀が6.72をマーク。モーター抽選結果で取り上げた3選手が上位を独占した。馬場や毒島と同じく前評判の3基に挙げられた池田浩二は6.74を記録。しかし、上位とも大差はないだけに、どの選手も早く調整の方向性を掴みたい。
現行モーターは今年3月15日から使用され約9か月間使用された。2連対率上位18基は今年もグランプリメンバーに渡った。シリーズでの注目モーターは島村隆幸が手にした88号機。出足系統を軸に伸びもまずまずの優良機。前節の優勝モーターでもある68号機は井口佳典とタッグ。やや伸び系で好気配の29号機は寺田祥が引き当てた。シリーズ組では池永太の50号機、中田竜太の87号機、吉田裕平の27号機に中間整備が入っており期待が持てる。
シリーズの一番時計は6.72を計測した宮之原輝紀。タイムだけなら上位機のグランプリメンバーにもヒケを取らない。出足に鈍さがあった様子だが、直線は上々。2位は中間整備の効果か中田竜太が6.73の好時計。本人の調整が入る前の段階でこのタイムは好材料といえる。仲谷颯仁と豊田健士郎が6.76で3位タイ。両者とも直線は及第点がつく。「伸び寄りの特長が出ていた」は山田康二。三浦永理は「まずまず」と6.77のタイムに前検から合格点をだした。